下境保育園にはシンボルとなる桜の木があります。桜の木にはロープ遊びや木登りの要素が盛りこんで ありますが安全性については疑問符が付くところでした。
●問題点・輪っかになったロープに園児が巻き込まれる可能性がある。
・木の後ろにある植え込みが子供達のちょうど目線の位置にあたるため、接触の可能性がある。
『挑戦できる場を与えるツリークライミングへ』
木に登りたいという本能を満足させ、なおかつ落下防止のネット、スクリーンを設けています。
パーゴラの下には以前使用されていた砂場がねむっていました。
●問題点砂場と地面の境目がなく、砂場としての機能を果たしていません。
『タイヤを砂場のフレームにしたオリジナルサンドボックスへ』
タイヤは砂場のフレームとしてはもちろん、ベンチや跳び遊びなど遊具の一部として考えられます。
昔からある築山を活かしつつ、新しい遊び場をつくりたい。
1.チューブスライダー
築山の持つ傾斜を利用できるすべり台、チューブスライダーの導入を考えました。このすべり台はその名の通りチューブ型になっているため、滑走面が隠れています。 そのため滑走面が濡れない、熱くならないという利点があります。
2.クライミングヒル
築山が持つ「登る」という最大の遊びの要素にさらに 楽しい遊びの要素を加えることを考えました。 フリークライミングなどで使われるグリップを配置すること により、子どもたちの挑戦心・達成感などの気持ちを 刺激していきたいと考えます。
3.ゴムチップ舗装
安全性の向上と築山の強度の向上を考え、ゴムチップ舗装を施すことにしました。ゴムチップ舗装とは陸上競技場のトラックなどで使われている舗装の仕方です。弾力性を得ることが出来ます。またカラーリングも容易に出来ます。
家族連れで来店されたお客様のために、子供たちが楽しく安全に 遊ぶことができるスペースを設けたい。また遊具や安全性に関する専門的な知識をアドバイスして欲しい。
●問題点設置予定地はアスファルト舗装で覆われていて、落下や転倒した際に大きな衝撃を受ける危険がありました。
『安全を第一に、子供たちが安心して遊べる場所へ』
車の商談中など、親御さんが万が一目を離してしまった事も考えました。店舗横の敷地形状にあわせてプランした幼児向け複合遊具と、落下時の衝撃を吸収するゴムチップ舗装を設置しています。